福祉業界を選んだ理由
とりあえず取った資格がヘルパー2級でちょっとやってみようという軽い気持ちで始めましたが、今思えばとりあえず取った資格が介護で正解でした。
前職はマンションを売る不動産営業でした。アポなし飛び込み営業、電話営業の毎日。営業トークの苦手な自分は飛び込む家々でインターホーン越しに『結構です』、なかなかドアさえ開けてもらえず頑張って粘れば怒鳴られる始末。その日もアポイント0件、上司への業務報告の時間が迫り頭を抱えて居た時たまたま友達に遭遇し、『辞めちゃいなよ』の一言で張りつめていた糸が切れ、退社をしました。
前職での苦い経験もあり、こんな自分でも喜んでもらえたり人の役に立つ仕事がしたいと思い今の仕事を選びました。
あれから6年、今は仕事にとてもやりがいを感じています。どんな仕事でもやりがいを1つ見つけられれば頑張れると言いますが、この仕事はやりがいが1つや2つではない事を実感します。
先日ある利用者さんが、神奈川に有るお墓参りをしたいと強く希望され同行する事になりました。
お寺に着き、風景に当時の面影が全然無いと話しながらも、お墓を前に『五十年ぶりだ』と目を潤ませながら、ただただじっとお墓を見つめている姿を見て、なにか彼の中の人生の、大きな意味のある場面に自分が携われたような気がしてとても感慨深く貴重な時間でした。
高齢になると色々な生活の場面で障害が出てきますが、その1つ1つに対して介護士、ケアマネージャー、看護師、理学療法士などの他職種と共に、その方の生活に合った支援方法を考え、それがその方の笑顔に繋がった時や喜びを共有できた時は本当にこの仕事をしていて良かったと思います。
よく介護の仕事って大変そうだねって言われますが、『でも楽しいすっよ!』って答えます。
名前 | Teppei. M |
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卒業年/入職年 | 1997年/2009年 |
資格 | 介護福祉士 |
職種 | 介護士 |
配属 | 仙台長生園 |
休日の過ごし方 | 友人と外食や家でゴロゴロ |